こんにちは。YUMAです。 今日、エメラダ株式会社からエメラダ・バンクについてプレスリリースが出ました。 エメラダは…
効率的市場が成り立つとしたらインデックス投資は最適か?
こんにちは。YUMAです。
効率的市場仮説が本当に成り立っているのかについては明確な答えがありません。
もし仮に市場が効率的であり、理論的に導かれるように時価総額加重ポートフォリオが最適なポートフォリオである世界があるとしましょう。
その世界ではインデックス投資は最適でしょうか?
目次
時価総額加重ポートフォリオとは
時価総額加重ポートフォリオとは、ポートフォリオにおける各銘柄の投資ウェイトが時価総額の大きさに比例しているということです。
時価総額が大きい銘柄は、その分だけ構成ウェイトも高くなっている。株価や発行済株式数が変動するにつれて時価総額も変動し、構成ウェイトは常に時価総額の相対的なバランスとなっているのが時価総額ポートフォリオです。
理論的かつ理想的な時価総額加重ポートフォリオとは、少なくとも
- 上場銘柄すべてが含まれている
- コーポレートアクション(増資、買収、新規上場など)による発行済み株式数の変動がリアルタイムで反映される
- その他の人為的な調整が一切されていない
となっているはずです。
でもコレって結構大変ですよね。
インデックスファンドと時価総額加重ポートフォリオは厳密には異なる
代表的な株式指数であるTOPIXを例に考えてみましょう。
まず、日本企業でしかも東証一部上場の約2,000銘柄だけ構成銘柄ですから、全くもって「全ての上場銘柄」とはほど遠いですね。
IPOで新規に東証一部に上場しても即座にはTOPIXには組み入れられず、数ヵ月のタイムラグを持って月末で組み入れられるのが普通です。
さらに言えば、全ての銘柄に対して流動性や安定株などを考慮して浮動株調整がなされます。発行済み株式数そのものとは異なる株式数によってTOPIX採用の時価総額は計算されているのです。
つまり、TOPIXそのものが理想的な時価総額加重ポートフォリオとはなってはおらず、TOPIXに連動するインデックスファンドもまた真の時価総額加重ポートフォリオではありません。
ではなぜインデックス投資を続けるのか?
私の場合、正直言って、効率的市場が成り立っているとか時価総額加重ポートフォリオが最適だとか、そんな話はどうでもいいんです。
株式に投資するって時点で、株式のベータリスク(市場リスク)を取っていれば殆どのことは大差ないと思ってます。東証一部だろうが日経225だろうが、インデックスだろうがアクティブだろうがどっちでもいい。
幾つかの基準で消去法的にファンドを絞り混んだ結果、インデックス投資という選択になりました。
何を基準にファンドを選び何を真剣に考えるべきか?
株式ファンドを選ぶときにしっかり考えといた方が良いのは以下のことくらいだと思います。
- 日本株か外国株か?
- 為替ヘッジをかけるか否か?
- 信託報酬がある程度低い
- 純資産がある程度大きい
将来の資産の期待値に最も強く影響し、また何か不測の事態が起きたときに最もうまく対応できるように考えるべきは、どれだけの金額を積立投資にまわすかです。
リスク資産と無リスク資産のバランスこそがQOL(生活の質)に一番影響与えます。
そのバランスに比べたらリスク資産の中身が何か、どんなファンドかといった問題は相対的にはとても小さな問題です。
なのでこれから資産運用を始めたい人にとって、どれだけの資金をリスク資産の投資にまわすか?毎月どれだけ積み立てるか?真剣に考えたほうが良いです。
それではまた。