株主優待を寄付するファンドを作ってはどうか?①

こんにちは。YUMAです。

資産運用会社に勤めていると、定期的に「社員の皆さんから良いファンドアイデアを募集します」みたいな号令がかかります。その度に若手社員がせっせとアイデアを練ってコンテスト形式で審査員の票を集めるという、もはや大企業病のような光景が見られます。

アイデアコンテストに応募するわけではないのですが、最近、tsumiki証券のニュースを見ていて、考えたアイデアがあるので書いてみます。

イクメン・ファンドマネージャーがFP転身を目...
イクメン・ファンドマネージャーがFP転身を目指すブログ
https://yuma-money.com/2018/08/fund-manager/tsumiki/
個人投資家として資産形成・節約を考えながら育児に奮闘するブログです

株主優待制度の是非

まずは株主優待についておさらいです。

株主優待は世界でも例のない日本特有のシステムです。株主優待をもらうことを目的に株を買う個人投資家もたくさんいるので、個人の資産形成を手助けしている印象もあります。

しかし、投資信託が保有する多数の銘柄の株主優待はどうなっているか知っていますか?

株主優待は、機関投資家や海外投資家など、個人投資家以外の投資家にとっては資産価値を毀損するだけの厄介な制度です。

投資信託の場合、可能な限り投資家の利益に還元するため、受け取った株主優待商品は金券ショップのようなところで可能な限り現金化して雑収入として純資産に上乗せします。食品や生ものは優待の受け取りを拒否し、それも不可能であればやむを得ず廃棄します。

金券ショップで売る場合は足元を見られ、安い値段で買い叩かれます。

これってもったいなくないですか❓

それならまだ配当として払って欲しいですよね❓

企業が株主優待をやめないなら投資家は寄付しませんか?

日本の株式市場の健全な発展を願うなら、企業は株主優待は廃止したほうが良いです。

個人投資家にとっては楽しみの1つが減ってしまいますが、総合的に日本の利益を考えるなら仕方ないことです。

それでも企業が株主優待をやめないのなら、、、投資信託を保有する投資家はいっそのこと優待品を寄付したらどうでしょうか??

GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)や一部の直販系運用会社では寄付しているところもあるようですが、多くの投資信託ではその扱いは不透明です。

施設で暮らす子供たちや生活保護を受けている人たち、世の中に困っている人は大勢います。

どうせ二束三文で買いたたかれてしまうような優待品。どうせ廃棄されてしまう優待の食品。僅かなお金に無理に換えるくらいなら、本当にそれを求めている人たちに寄付したほうがよいと思うのです。

全ての人間が経済的リターンのみを求めて投資をしているわけではない

ビジネスで大成功をおさめた起業家、ハリウッドで大成功している映画スター。経済的な自由を得た人は最終的には世の中のためになる慈善事業や寄付に取り組みます。

岡本和久さんのハッピーマネー四分法を思い出してください。

  • 稼いだお金の行く先は、「SPEND(消費)」「SAVE(貯金)」「DONATE(寄付)」「INVEST(投資)」の4つのうちいずれかである。
  • そしてこの4つの行き先は、「空間×時間」の軸を拡大させるかどうかで整理できる。消費
    →いまの満足を得る=時間軸も空間軸も拡大させない行為

    貯金
    →将来の自分のためにお金を残す=時間軸を拡大させる行為

    寄付
    →遠くの誰かにお金を譲る=空間軸を拡大させる行為

    投資(資産運用)
    →遠くの国や企業に長期投資してリターンを得る=時間軸と空間軸をともに拡大させる行為

  • このような、時空意識の拡大がお金持ちよりも尊い「しあわせ持ち」につながる。

 

人は社会のために役立つことで自分自身の存在意義を再確認することができ充足感を得ることができます。

 

仮に、株主優待の一部もしくは全てを寄付する投資信託を作ろうかと議論になったとき、

  1. 株主優待を発行する側(=企業)
  2. 株主優待を寄付する側(=投資家)
  3. 株主優待を受け取る側(=慈善団体や一部の自治体など)

この3者はそれぞれどのような考えを持つでしょうか?

また、どんな仕掛けがあればこのアイデアに賛成してもらいやすいでしょうか??

次回までにこの点について深堀してみます。

それではまた。