【結果報告】帝王切開手術になって戻ってきたお金の話

こんにちは。YUMAです。

4ヶ月前にうちの子は帝王切開手術で生まれてきました。

妊婦本人の意思に関わらず、帝王切開になる可能性は決して低くありません。直近の日本においては少なくとも5~6人に一人は帝王切開で生まれてきています。

失敗する可能性はかなり低い手術ですが不安ですよね。

せめてお金の心配だけでも和らげるために、帝王切開になったときに受け取れるお金の話をしています。

今回は最後の結果報告です。

分娩に要した費用

まずは分娩にかかったお金について公開します。

ここで公開する金額はあくまで分娩のときの一時的な費用のみを対象にしています。出産時の入院やら約1週間でかかったお金です。

実際には妊娠してから分娩まで定期検診などが続くので別に費用がかかりますが、出産時のワンショットの金額が大きいのでここの費用を考えましょう。

保険分
入院料等 ¥18,942
医学管理 ¥915
検査 ¥3,342
投薬 ¥1,173
注射 ¥5,865
手術 ¥66,600
麻酔 ¥3,510
保険分合計 ¥100,347
食事負担金 ¥5,760
私費分
診察料 ¥70,000
投薬・処置 ¥46,700
分娩料 ¥406,000
室料差額 ¥129,600
文書料 ¥2,160
その他 ¥12,096
私費分合計 ¥666,556
支払合計 ¥772,670

保険分、私費分、食事療養費の合計が支払合計です。

正直言って項目はよく分かりません(笑)請求されたとおりに支払うしかないのが怖いところですね。

そして、通常の分娩費用は保険(3割負担)が適用されません。

したがって、「保険分」というのは帝王切開手術に関連する費用項目で、患者は3割負担が適用されてこの金額(約10万円)になります。

トータルで77万円、かなり大きな金額ですね。

注意する必要があるのは、分娩費用は病院によって結構な差があることです。

まず、都内と地方ではかなりの差が発生します。こちらのサイトによれば、分娩費用の全国平均が49万であるのに対して、東京都の平均は59万円であり、実に10万円ほどの差があります。里帰り出産が多いのは費用面でも合理的なのです。

また、都内でもいわゆるセレブ病院と言われるような女性へのおもてなしサービスが完備されたピンクが多く使われたお花畑のような病院は高いです。

我が家のケースで言えば、帝王切開手術を除いた「私費分」で比較しても66万円と東京都の平均より高くなっていますが、これは場所が千代田区の病院だったので多少高かったのと、無痛分娩を追加オプションで希望したからです。

無痛分娩のために麻酔を使いましたが、赤ちゃんがなかなか出てこなかったために結局は帝王切開手術となったので無痛分娩費用は無駄に。。。

戻ってきたお金

少子高齢化が最重要課題である日本、子供を生むときもその後も様々なサポートが用意されています。

出産育児一時金

出産費用は保険が適用されないので費用負担が大きい!ということで「出産育児一時金」という名目で42万円が支給されます。

これは帝王切開だろうか普通分娩だろうが誰でも貰えるお金です。

高額療養費制度(保険対象が高額の場合のみ)

帝王切開手術は医療行為と見なされ健康保険(3割負担)の対象になります。

保険の対象となる医療費が同じ月内で高額となってしまう場合、「高額療養費制度」の対象となります。高額療養費制度は、「患者の医療費負担が大きくなる時には同月内の医療費に限度額を設けるのでそれ以上払ったら差額を返してあげますよ」という制度です。

詳しくは全国健康保険協会の説明をご覧ください。もしくはこちら↓

帝王切開手術になると高額療養費の限度額を突破すると思われるので、この還付を受け取りましょう。

我が家は、高額療養費制度によって19,772円の還付がありました。

医療保険(手術の場合のみ)

帝王切開手術は医療行為と見なされ医療保険の対象にもなります。

妻は医療保険に入っていたので、手術一時金50,000円と入院1日5,000円×7日=35,000円で、合計85,000円の保険金を受け取ることができました。

まとめ

(-)帝王切開手術を含む分娩費用合計:772,670円

(+)出産育児一時金:420,000円

(+)高額療養費制度による還付:19,772円

(+)医療保険の保険金:85,000円

したがって、我が家の分娩に関するネットの支払い金額は、247,898円ととなりました。

このうち、帝王切開手術になったことによる追加分の費用(保険対象費用とする)と還付を考えると、

追加(保険対象)費用:100,347円

還付合計:104,772円(高額療養費制度+保険金)

となり、帝王切開手術に関しては+4,425円とトントン(むしろ受け取り超過)となりました。

 

いざ出産のとき、急遽、帝王切開手術と言われたら本人と親族の不安は大きいでしょう。

しかし、帝王切開手術になってもお金の面でのサポートを知っていればそれほど心配しなくても大丈夫だということが私の例でお分かりいただけたと思います。

それではまた。