帝王切開になったら高額療養費制度と医療保険を使ってお金を取り戻そう

こんにちは。YUMAです。

我が家は3月に第1子が生まれました。分娩は帝王切開手術でした。当初は普通分娩の予定でしたが、陣痛促進剤を入れてもなかなか赤ちゃんが出てきてくれる様子がなく、心音から「少し苦しそう」という担当医の判断で緊急帝王切開での分娩となりました。

正直、「こんなに簡単に帝王切開にしちゃうのかよ!」と少し不安になりました。結果的には赤ちゃんが元気に生まれてきてくれたので良かったのですが、気になるのは費用がどうなったかですよね。

今回、「出産育児一時金」「高額療養費制度」「医療保険の保険金」の3つを紹介します。全て申請を済ませただけで、きちんと貰えるかどうかまだ分かりません。貰えたらまた金額などをお伝えします。

出産育児一時金を42万円を貰う予定

帝王切開かどうかは関係なく、子どもが生まれたら誰でも申請すれば42万円が貰えます。

我が家は赤ちゃんが生まれて退院してから申請しましたが、あらかじめ「直接支払制度」を申請しておけば、退院時の清算のときに42万円を差し引いた金額を病院に払うだけで済みます。42万円を自分が受けとるのではなく、直接病院の支払いに充てるということですね。

病院はクレジットカード払いを受け付けていなかったりします。何十万円も現金で持ち込むことになり結構面倒かつ不安なので、直接支払制度も使えると便利でしょう。

詳しくは全国健康保険協会のページを参照してください。

高額療養費制度で約2万円を貰う予定

高額療養費は帝王切開になった場合には必ず検討しましょう。なぜなら、帝王切開手術は保険の対象(3割負担)になるからです。通常の分娩は健康保険の対象ではないので高額療養費のお世話になるとしたら帝王切開手術をしたときだけでしょう。

  1. 1ヶ月の間に払った医療費が高額
  2. その医療費が健康保険の対象(自己負担3割)

この2つに該当する場合は、医療費の給付を受けられる可能性があります。

健康保険を適用してもなお医療費合計が1ヶ月内の自己負担限度額以上になると残りは健保が負担してくれるイメージ。出所:全国健康保険協会

自己負担限度額を越える部分は自分で払う必要がありませんよ!という何ともありがたい日本らしい仕組みです。申請して給付金を貰いましょう。

全国健康保険協会のページによれば、具体的な自己負担限度額は以下の通りです(70歳未満の場合)。

70歳未満の人の医療費の自己負担限度額。
出所:全国健康保険協会

ここで注意しなくてはならないのが、帝王切開手術ではない通常の分娩は健康保険の対象にならない(3割ではなく10割負担)ので自己負担額の計算に入れられないということです。帝王切開手術に関連する医療費だけが保険の対象になります。

したがって、病院に支払ったお金のうち、通常の分娩でもかかる費用(病室代や食事など)は保険の対象外で、帝王切開手術そのものとそれに付随する医療行為のみが保険の対象(3割負担)です。病院でもらう領収証に記載があります。

我が家のケースでは、トータルで病院に支払った総額は約70万円と高額でしたが、そのうち保険適用なのは10万円前後でした。(他の病院もそうなのでしょうか?)それでも自己負担限度額は越えていそうなので、高額療養費申請することで2万円前後は戻ってくるんじゃないかと思います。

医療保険で保険金を55,000円を貰う予定

妻が勤務先で入っていた医療保険によれば、ケガや病気と同様に「異常分娩」も保険の対象になっています。

帝王切開は異常分娩に含まれます。帝王切開は何も異常なことではないのですが。。。

保険金の金額を調べたところ、異常分娩の場合は手術に対して50,000円が支払われるようです。

また、入院1日につき5,000円が支払われると記載されています。通常分娩と比べて帝王切開手術となったため、退院が1日遅れましたがこの分は貰えるのでしょうか。貰えると仮定して、トータルで55,000円を申請します。

保険会社に申請するために、病院に「帝王切開手術をしたよ」という証明として印鑑を押してもらう必要があるのですが、郵送手続きが不可能なうえに手数料が約5,000円かかります。しかも、記載のお願いと受け取りに2回病院に来いと言われました。1分もあれば終わる作業なんですけどね。保険申請の証明を貰うってことはそこそこの保険金を貰うわけなので、病院側も足元見てくるわけですかね。だいぶイラつきました。

まとめ

色々と面倒な手続きが多いですが、全て申請通りにお金が戻ってくれば、トータル費用の大部分を取り戻すことができます。

帝王切開手術になったからといって焦らず、保険対象ならではの給付金もありますから冷静に情報収集をしましょう。

実際に全てのお金を取り戻したら、詳細な費用項目と合わせて結果をご報告しますね。

それではまた。