【修正申告】確定申告に誤りがあったときの対応

こんにちは。YUMAです。

過去に提出した確定申告書に誤りがあったことが発覚しました。具体的には不動産所得の計算で、計算ミスにより本来よりも多くの経費を計上していました。

経費が多いということは所得が少なくなっているので納めるべき税金が少なくなっていたことになります。誤りに気付いた以上は修正して追加で税金を納める必要があります。

今回はその流れをメモしておきます。

修正申告の流れ

過去に提出した2017年分と2018年分の個人の確定申告書に誤りがあったと気付いたのが2019年6月です。

どうしようか??

対応としては、国税庁のページに記載があるように修正申告をする必要があります。

(2) 税額を実際より少なく申告していたとき
確定申告書を提出した後で、税額を少なく申告していたことに気付いたときは、修正申告をして正しい税額に修正してください。
修正申告をする場合は、「申告書B第一表」「第五表(修正申告書・別表)」(以下「修正申告書」といいます。)の用紙に、必要事項を記入して所轄税務署長に提出してください。修正申告は、税務署から更正を受けるまではいつでもできますが、なるべく早く申告してください。

ということで、お世話になっている不動産業者に手伝ってもらって修正申告書を作成しました。

管轄の税務署に修正申告書を提出しに行き、その場で追加納税分を支払ってきました。

ここで払うのはあくまで不足していた納税額だけです。

しかし、色々調べると実際にはペナルティに相当する延滞税の支払いが必要のようです。それはいつどこで払うの?

延滞税がかかる?修正は早いに越したことはない

延滞税とはどれくらいかかるのでしょうか?

国税庁のページによれば以下の通りです。

分かりにくいですね。

要は、

  • 3/15の納付期限から2ヶ月間は年率2.6%
  • 2ヶ月以降は年率8.9%

の延滞税が納付額に課せられます。

かなり高いですね。修正申告は早くすれば早くするほど良いということです。

私の場合、延滞税の支払いはいくらだったか?

修正申告を提出したときに税務署のスタッフに聞きました。

「延滞税はいつ支払うのですか?」

「支払いが必要な場合には3~4週間後に自宅に連絡がいきます」

なるほど。しかし、待てども待てども連絡が来ないので、先日、税務署に問い合わせてみました。

すると、延滞税は0円、支払いはなしとのこと。担当者の話では、延滞税計算の結果、支払い額が1,000円以下の場合には免除されるとのことでした。

良かった!

もともと少額の追加納税だったですからね。

国税庁のページによれば、「延滞税の計算期間の特例」として以下のように記載があります。

偽りその他不正の行為により国税を免れた場合等を除き、次の場合には一定の期間を延滞税の計算期間に含めないという特例があります。

計算ロジックは明確ではないのですが、私の場合はそもそも追加納税額も少額でしたので延滞税0円となったのでしょう。

ちなみに修正申告をした場合に、自分がどれだけの延滞税を支払うことになるか?は、以下の国税庁の計算ツールで概算できるようです。

計算する申告年分を選択してください。

1. 平成30年分

 平成30年分の所得税と個人事業者の消費税及地方消費税の延滞税を計算する場合はこちらです。

2. 平成29年分

 平成29年分の所得税と個人事業者の消費税及地方消費税の延滞税を計算する場合はこちらです。

3. 平成28年分

 平成28年分の所得税と個人事業者の消費税及地方消費税の延滞税を計算する場合はこちらです。

住民税はどうするの?

ここまでの修正申告で追加納税したのは所得税の話です。

住民税についても追加の支払いが必要なはずです。国税庁ではなく居住している自治体の管轄なのでそちらにも問い合わせてみました。

私のようなサラリーマンは給与天引きで住民税を支払っています。

国税庁で修正申告を受領→1~2ヶ月で自治体に連携→住民税の徴収について勤務先に連携

という流れで待っていれば勤務先の人事部から何らかの連絡が来るようです。

申告漏れ。税務署に誤りを指摘される可能性は?

今回、確定申告書類の誤りに気付いたとき「げっ!どうしよう。。」となり、「少額だしぶっちゃけバレないんだろうなぁ」とも思いました。

実際、国税庁からすれば私のような少額の確定申告書類なんて当然スルーです。世の中にはもっとバカでかい金額で脱税ギリギリのことをやってる輩はいくらでもいるはず。

個人の場合、税務調査が入る確率は1%程度と言われていますし、それも大規模な所得がある人が大半なのではないでしょうか。

そういう意味ではバレないことはほぼ確実なのですが、まあ気持ちの問題ですね。やましいことを知りながら何も行動しないというのも非常に惨めな気持ちになります。

そんなわけで少しの追加納税(とはいってもダメージはそこそこ)で済むならばキレイにしておきたいという気持ちで今回は修正申告を行いました。

それではまた。