育児休業を終えて思うこと。一人でも多くの人が取れたらいい。

こんにちは。YUMAです。

育児休業を終えて元のサラリーマン生活に戻りました。

育児休業中と出社しはじめた今を比較して感じたことをまとめてみます。

休業することで考え方がシンプルになった

育児休業がスタートしてすぐ劇的に考えが変わったということはありません。人間、タスクが減る分にはすぐ慣れてしまうんですね。育児は大変であることは確かなのですが、妻と二人なので精神的にも肉体的にも疲れることはありませんでした。筋トレ、勉強、旅行と育児以外も存分に楽しみました。

自分の感じ方が変わったと思ったのは育休明けに会社に行ったとき。会議、研修、PCやその他システムのセッティングとか、頭を使わなければアウトプットもしないという時間が長いということに改めて気付きます。会議中は「もう30分も経ったのかぁ。子供とたくさん遊べたなぁ。部屋の掃除もできたなぁ」と、休業中に使った時間との比較をしてしまいました。

そうは言ってもまたすぐにサラリーマン生活に慣れてしまうとは思います。働くからこそ家族も養っていけるわけですしね。ただ、時間の感じ方は新鮮でしたし、自分がどういう時間の使い方をしたいのか明確になりました。

サラリーマンとしてあまりに当たり前の感覚が休業によって抜け落ちて、考え方がシンプルになったんですよね。

なぜ男性で育児休業を取る人が少ないのか

自分が育休を取得した今だからこそ思うこともあります。

職場環境(外部要因)

育児休業は法的に定められた当然の権利ですが、そうはいっても取得できるのは職場の理解が前提。1人いなければ回らなくなる職場ではそもそも育休を取得しようとも思わないでしょうし、法的リスクを抱えてでも許可しない上司もいるでしょう。

でも、もし育休を取りたいことを上司に言い出すことに遠慮があるのなら一切の遠慮を捨てて思い切って言ってみましょう。

私も最初に切り出すときは本当に緊張しました💦けど、是非取りなさい、そういう時代なんだから、と快諾してくれました。ありがたいことです。

収入(経済要因)

単純に休業で収入が減ったら嫌だと思っている人も多いでしょう。しかし、国からのサポートは想像以上にでかいです。育児休業給付金は給料の67%が非課税で給付されます。なので手取り額ではあまり変わらない収入が得られるんですよ。

手厚いサポートについてはこちらを↓

お金と時間の選好も今一度よく考えてみてください。何のために働いているのか?何のためにお金が必要なのか?人生で大切なことは?後で後悔しないのは?😕

固定概念(自己要因)

これが大きな理由になっている人も多いようです。「休んだりなんかしたら昇進できないんじゃなかろうか?」「男は働いてナンボじゃないか?」今どきの若者でさえもこういう固定概念はあるようです。

育休取得で人事評価を下げることは法的に禁じられてます。そうはいっても見えないものですから私も不安ですけどね。まあ、育休で評価を下げられるんならそんな会社には長くいる価値はないと開き直ってはどうでしょうか?そんな時代じゃねえんだよと。

自意識過剰(自己要因)

今回、職場復帰して思ったのは、育休を取るということは自分がいなくても問題ないということを職場に証明することにもなってしまうんですよね。皆さん、きっとこれを過剰に恐れてるんでしょう。

自分がいないと仕事が回らないはずだ!(と信じたいだけ)

いや、自分で思うほど自分は大した社員ではないもの。それは育休を取ろうと働いていようと分かってる人には分かってます。もちろんその人によるのは当然ですが。

自分がいなきゃ回らない職場なんてのはその時点で危機管理に問題がある職場なんですから、職場を信じているなら思い切って育休を選択肢に入れてみてはどうでしょう?

とにかく知識を。選択肢に入れることがまず大事

まずは育児休業という選択肢があることを知って欲しいです。ほとんどの人がその選択肢が頭から抜けています。

詳しい制度は気になったときに調べれば十分です。育児しながら休んで、しかも手厚い経済的サポートが受けられるという選択肢を知っておくだけで大丈夫です。

そのためには、私のような育児休業を取ったことのある人間がそのメリットを発信していくことが大事だと思ってます。これからも周りに言い続けます(笑)

それではまた。