格差社会が生まれるのは物理法則。憂いても仕方ないので資産運用を考えよう!


こんにちは。YUMAです。

最近、格差社会という言葉は日常的に聞く言葉となっていますね。

感覚的に格差は広がっていくものだと思っている人も多いのでは?実際その通りです。

なぜ格差が広がるんだ!?是正しようよ!という意見がありますが、残念ながら格差が生じるのは物理法則であって仕方ないことなのです。

世界的な格差社会の広がり

格差が広がっているという事実は至るところで見られます。

OECDがまとめた資料があるのでそちらを見てみましょう。ジニ係数というのは偏りを表す指標で、これが大きいと格差が大きいことを意味します。以下は所得の格差です。

ほぼ全ての国において時間経過とともに所得格差は広がっています。

次はおまけですが、格差の広がりは国としての経済成長を妨げるという論調を示したものです。どの国においても格差の広がりが成長率を押し下げている、ということですがここら辺は数値を作れてしまうので本気に受けとるのもどうかとは思いますね。まあ、ご参考程度に。

格差社会シミュレーションを見てみよう

突然ですが、簡単なゲームを考えましょう。

  • 所持金100円を持つ人が20人集まる
  • 順番に1~20の数字が書かれたくじを引く
  • その数字がお金を渡す相手番号となり、選んだ相手に自分の財布から1円を渡す
  • 20人がこれを順番に何回も繰り返し続けていく

つまり、所持金100円の人が、自分を含む20人からランダムに一人を選んで1円を支払っていくゲームです。続けるうちに他の人から1円を貰うこともあるでしょう。

これを続けていくとどうなると思いますか?

お金を渡す相手はランダムだし、金額は1円で固定。自分も他の人からランダムに選ばれて、お金を貰えます。

ゲームを続けても20人の所持金に格差がつくとは思えませんよね?お金の総量は100円×20人=2,000円で、多少のバラツキはあれど平均的には1人100円のままだと思うかもしれません。だってランダムなんですから。

そこで結果をシミュレーションしてみました!

スタート時点では20人全員が100円を所持してます(青の棒グラフ)。

縦軸:所持金(円)、横軸:個人を表す1~20の番号

このランダムな支払を10回繰り返したとき、それぞれの所持金は赤の棒グラフのようになりました。さらに10回続けると緑の棒グラフのようになりました。どんどんバラツキが大きくなってきますね。

たまたま多くお金を受け取った9番の人は所持金が108円になってますね。一方で、たまたま運が悪かった15番の人は92円です。

これをさらに続けて100回、1,000回と続けてみました!

もうここまで来るとバラツキではなく「格差」ですよね。

最初の所持金はみんな平等に100円、その後の資金の受け渡しもランダムでコネもひいきもないのにこれだけの格差がついてしまいました。

実はこれは以下で紹介されている内容を自分でシミュレーションしたものです。

Gigazineの記事「100人を部屋に集めてお金をランダムな相手に渡し続ける」とだんだんと貧富の差が生まれる

自然界の物理法則は指数関数に従う

実はこのシミュレーションは統計物理学の世界では基礎の方で学ぶ内容です。粒子のエネルギー水準と存在確率は指数関数の関係式にあるのと同じです。

そのほか、自然界の様々な物理現象は指数関数的な法則に従うものが多いことが知られています。

憂う暇があるなら資産運用で対策を

初期条件もその後のルールも何らバイアスのない平等な条件でありながら格差は開いていく。このシミュレーションはあなたにとって想定内、当たり前の結果でしたか?

世の中に格差が生まれるのは物理法則であって必然です。憂いてもしかたがないことなのです。

そんなことより少しでも貧困側に転げ落ちないように対策を講じることの方がよっぽど重要です。

そのためにはサラリーマンは給与収入だけに頼っていてはいけません。月給にはすでに格差がついてますし、高給で貯蓄が多い人は投資を始めやすく、複利の力でどんどん資産を成長させていきます。

お金持ちでない人でも資産運用をしなければ格差が広がっていくばかりです。大きな金額を運用する必要はありません。つみたてNISAであれば年間40万円、毎月33,333円ですから、まずは税制優遇のあるツールとして、つみたてNISAで積立投資を始めましょう。

断然グローバル株式に投資することがおすすめですよ。

それではまた。