十割蕎麦を食べてれば死なないと聞いて自宅での蕎麦打ちを始める

こんにちは。YUMAです。

育児休業に入ったから、というわけではありませんが、少し前から十割蕎麦を自宅で作ってます。

と言っても全く本格的なものではなく、栄養として十割蕎麦を食べたい!けど外食だと高いし頻繁にいけない!というのがネックで、じゃあ自分で作るかという思考になりました。

今回はこだわりがなく全くの素人ができるだけ簡単に、かつお金をかけずに十割蕎麦を作る方法を紹介します。

蕎麦の栄養はスゴい!体型も気になるなら断然十割蕎麦だろ!

蕎麦が体に良いというのは一般的に知られています。

以下のサイトに分かりやすくまとめられているので、引用しながらそばの栄養について紹介します。

https://www.olive-hitomawashi.com/column/2017/10/post-550.html

ルチン

言わずと知れたビタミンPであるルチンが蕎麦には含まれます。ルチンは穀類ではそばだけが持っている栄養。老化でやせた毛細血管に弾力を与え、強くする働きがあるとされます。また、血液をサラサラにして血圧を下げる効果が期待できます。

ビタミン

ビタミンB1とB2を豊富に含みます。

ビタミンB1は、疲労回復と精神的なイライラを鎮めます。食欲不振の緩和にも役立ちます。ビタミンB2は、皮膚や粘膜の状態を整え、健やかに保つのを助ける働きがあります。

タンパク質

タンパク質が精白米より3割以上多いとされ、牛乳にも匹敵するくらいタンパク質が豊富です。また、リジンやスタミナ源になるアルギニンといった必須アミノ酸を摂取することもできます。

食物繊維

食物繊維を5%含んでいて、その量は白米の2.5倍にもなります。便秘を緩和し、腸内のコレステロールなど有害な物質を水分とともに外に排出する効果があります。また、消化にもとても良いとされます。

素人が十割蕎麦を打つ心得

私はよくランチでも蕎麦を食べます。味が好きというのもありますが、体に良いというのも大きな理由です。そのため、十割蕎麦があるときは必ず十割蕎麦を注文します。

素人がそばを作るにあたって大事なのは、

  • 蕎麦屋との見た目の差を気にしない
  • 蕎麦屋との微妙な味の差は気にしない

ということです。

蕎麦は打つのが難しいというのが定説になっているなか、完璧に蕎麦屋と同じものをコピーするのは不可能です。素人が見よう見まねで蕎麦打ちをします。あくまで、体に良い十割蕎麦を安く大量に作るということを主目的にそば打ちをしましょう。

十割蕎麦の作り方

では実際にそば打ちの紹介です。可能な限りお金と労力をかけない主義です。

用意するもの

  • そば粉
  • 小麦粉(打ち粉の代わり)
    ⇒十割蕎麦なのでそば粉とは混ぜない。あくまで蕎麦がくっつかないにふりかける。
  • 延ばし棒

手順

そば粉と水を混ぜてひたすらこねる

蕎麦打ち専用の道具もありますが、家庭用の大きなボールで大丈夫です。

そば粉の量に対して半分の重さの水がだいたいの目安です。そば粉を300g使う場合は水が150ccくらいのイメージです。ただし、水はこねながら少しずつ入れていったほうが無難です。

↓水を入れてかき回す

最初はだまがたくさんできるので、それを指でつぶしていくような感じで全体を混ぜてこねていきます。ある程度だまが少なくなってきて、水が不足しているようなら少しずつ加水していきます。

↓こんな感じになってきたら注意しながら水を数滴ずつ追加していきます。逆にこれより粉っぽければ水は明らかに不足です。

ちょうど良い水の量でこね続けます。

↓だまもなく一様に粘土っぽくなったら団子みたいにまとめます。

延ばし棒で薄く延ばしていく

こねたそばを布みたいに薄く延ばします。蕎麦屋にあるような調理用の大きな木の台があればベストです。当然、普通の家にはないので、私はまな板を使います。なので一回に少量ずつしか作らないことにしています。

水を含んだそば粉はでんぷん質が豊富でくっつきやすくなっています。なので、まずはまな板に小麦粉を振りかけてまんべんなくまぶします。粉でコーティングする感じです。

↓小麦粉(打ち粉の代わり)をまな板以上にまぶしておく。

↓これはデカすぎです(笑)実際に使ったのはこの半分のそばです。

あとはこれを手のひらである程度伸ばし、そのあとは延ばし棒で薄く延ばしていきます。延ばし棒は必ず必要です。100円ショップにも売っているのでそれを買いましょう。

↓延ばした蕎麦生地。がっかりしやすいポイント(笑)

薄く延ばしながら表面にも小麦粉を振りかけて、そばと延ばし棒がくっつかないようにします。可能な限り薄く延ばします。薄過ぎるということはありません。

実際は、プロではないので薄くする過程で必ず端っこのほうにヒビが入ってきます(笑)ヒビが入らず、きれいな長方形に延ばせたらプロ並みの技術です。私は無理ですが。

普通、プロはこの生地を広く作って折りたたんで切っていきます。これをやるにはまな板ではなく大きな台が必要です。また、あり得ないくらい多量の打ち粉をかける必要があります。そうでないと折りたたんだ蕎麦生地がくっつくからです。試してみましたが、折りたたんだ蕎麦生地がくっつかないようにするには、真っ白にいなるくらいの打ち粉をまんべんなくまぶす必要があり、私はその手間を節約して1本1本が短い蕎麦となることを甘受しています。

そばを切る

「もうこれ以上薄く延ばしたら壊れる!」という段階まできたら、布状のそばを包丁で切っていきます。可能な限り細く切ります。切った蕎麦がお互いにくっつきやすいので、切る前に小麦粉(打ち粉の代わり)を多めに振りかけてください。

↓こんな感じです。端っこの邪魔な部分は切り落としました。あとで、そばがきかガレット(という名のそばくず集合体)にしましょう。

結構太くなってしまっているのもありますが、できるだけ細く切ることを心がけます。ここでは細く見えても、茹でると水を含んで太くなりますから。

茹でて出来上がり

沸騰した熱湯に入れて茹でます。茹で時間は30秒~1分くらいで大丈夫です。熱湯から上げたら冷水でしめます。

↓できあがりはこんな感じです。

思った以上に太くなっているのが分かると思います。また、お店のように1本1本を長く作れません(まな板を使うので限界がある)。色が黒っぽい理由は、一切の人口調味料や着色料を入れてないから、ということにしておきましょう。

まとめ

いかがでしょうか?

多少の見た目は気にしなければ、超絶健康に良いとされる十割蕎麦は自宅で作ることができます。そば粉をまとめ買いしておけば、外に十割蕎麦を食べに行かなくてもルチンが摂取できるのです!

今回紹介した方法は、そば職人には怒られるかもしれませんが慣れると簡単です。ぜひ試してみてください。

それではまた。