【初心者向け】世界の株式を丸ごと買う方法。MSCI ACWI Indexとは?

こんにちは。YUMAです。

今回は先進国と新興国を含む株式インデックスであるMSCI ACWIインデックスをご紹介します。

MSCIって何?という方は先に以下をご覧ください。

MSCI ACWI Indexとは?

MSCIのオフィシャルサイトの情報をもとに紹介します。

MSCI ACWI Indexは指数ベンダー(算出会社)であるMSCIが算出する株式インデックスの一つで、ACWIは日本語では”アクウィ”と呼ばれたりします。ACWIはAll Country World Indexの略で、先進国と新興国を含む全世界株を代表する株式インデックスです。

“ACWI Index”と書くとIndexが2回続くことになりますが、ACWI(アクウィ)が一つの固有名詞というか商標になってるので「アクウィ指数」とか呼んだりします。

MSCI ACWI Indexは、先進国の株式インデックスであるMSCI World Indexと新興国の株式インデックスであるMSCI Emerging Indexを過不足なくシンプルに合体させた株式インデックスです。

2018/6末時点で、先進国の株式インデックスであるMSCI World Indexは23ヶ国、新興国の株式インデックスであるMSCI Emerging Indexは24ヶ国が採用されているので、MSCI ACWI Indexは23+24=47ヶ国から構成される株式インデックスです。構成銘柄数は2,781銘柄で、これもMSCI World とMSCI Emergingをちょうど足した銘柄数になります。

構成国ウェイト

どの国のウェイトが大きいのでしょうか?

アメリカだけで全体の約54%を占めています。日本は2番目で約8%程度です。次いでイギリス。

新興国の中で最も大きなウェイトを占めているのは中国で4%となっています。

こう見ると、新興国が入っているとは言え全体の傾向は、先進国株式のMSCI World Indexと似ていますね。

業種ウェイト

業種は比較的分散されていますね。

最大ウェイトはInformation Technology(IT)で約2割、次いでFinancials(金融)が約17%となっています。

構成銘柄トップ10

お馴染みの米国テック銘柄が上位を占めています。

1~9位までがアメリカ銘柄で、10位にかろうじて中国のテンセントが入っていますね。

つみたてNISAの対象ファンド

金融庁のウェブサイトからつみたてNISAの対象ファンド一覧を見てみましょう。


「つみたてNISA対象商品届出一覧(対象資産別)」のファイル(2018/7/20時点)を見ると、指定指数の名称が”MSCI ACWI Index”となっているファンドは以下の通り5本となっています。

先進国の株式インデックスであるMSCI World Index(MSCI コクサイ)連動のファンドが15本、新興国の株式インデックスであるMSCI Emerging Index連動のファンドが10本ということを踏まえると、それらを合体させてより幅広く分散投資しているMSCI ACWI Index連動ファンドが5本というのは少なく感じますね。

①全世界株式インデックス・ファンド ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ㈱
②野村つみたて外国株投信 野村アセットマネジメント㈱
③三井住友・DCつみたてNISA・全海外株インデックスファンド 三井住友アセットマネジメント㈱
④eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本) 三菱UFJ国際投信㈱
⑤eMAXIS 全世界株式インデックス 三菱UFJ国際投信㈱

上記5本のファンドは、指定インデックスがMSCI ACWI Indexとなっていて一つのカテゴリに分類されています。

しかし、実際には、ここまで紹介してきた“MSCI ACWI Index”に連動するのは、①全世界株式インデックス・ファンド(ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ)だけです。

②~⑤の4本はいずれもMSCI ACWI Index(除く日本)、つまりACWIから日本だけ除外した株式インデックスに連動するのです。同じカテゴリに分類されているファンドでも日本を含む、含まないという差があることに注意が必要です。これは「外国株式ファンド」と言ったときに、ベンチマークがMSCI World IndexなのかMSCI KOKUSAI Index(=MSCI World除く日本)なのかが商品によって異なるといった悪しき慣習と同じです。

日本は世界の株式市場の中でも約1割を占めるので、日本が入っているかどうかは結構重要です。ファンドを選ぶときはよくよく注意しましょう。

まとめ

国際分散投資をしようとしたら先進国にも新興国にも幅広く投資したいと考えるのが自然です。MSCI ACWI Indexは最もポピュラーな全世界株式のパフォーマンスをあらわす株式インデックスです。

実際には、もっと多くの銘柄を含むFTSE社が算出する”FTSE All-World Index”といった株式インデックスもあります。しかし、銘柄数が多いほうが良いかというと必ずしもそうではありません。

銘柄数が一定以上多くても分散投資効果はほぼ変わらないことは分析すると分かります。一方で、多数の銘柄を保有していると、トレードするときにコストが銘柄数に応じて余分に嵩むことになりますし、流動性の低い銘柄をトレードすると市場にインパクトを与えてしまい不利なトレードとなりやすいです。

私の個人的な見解ではMSCI ACWI Indexに連動するファンドに投資をしておけば分散投資の観点で不足は全くないと思います。

最後に、MSCI ACWI Indexに連動なのか、MSCI ACWI Index(除く日本)に連動なのか、はきっちりチェックしたうえでファンドを選びましょう。

それではまた。