今年は税理士試験に挑戦する

こんにちは。YUMAです。

以前から漠然と興味を持っていた資格試験として税理士があります。色々と調べた結果、興味は増すばかりなので今年は税理士試験にチャレンジしようと思います。

なぜ税理士試験?

きっかけは不動産投資です。

不動産投資をすると自ずと確定申告が必要になってきますが、税のことについては始めて知ることばかり。来年からは青色申告で確定申告しようと考えています。

そんなことから少しでも税について詳しくなりたいというモチベーションが湧いてきました。

面倒な確定申告の作業を税理士さんに有償で丸投げすることもできます。私は自分で作業してますが、たくさん物件を持っていたり法人化したりしている人はたいてい税理士さんに丸投げしています。

もしかしたら将来的に、自分も税理士さんとお付き合いする可能性があるかもしれません。でももし、自分にも同程度の税の知識があれば?より効率的に節税するにはどうすれば?

このように不動産投資との相性を考えていくと税理士という資格はとても面白そうに見えてきます。

ただし、税理士試験を合格しても実務経験が2年以上ないと資格としての税理士は名乗れません。なので、私の場合は財務部に異動、もしくは転職して2年働かない限りは税理士にはなれません。

なので、私にとって税理士試験はただの趣味と言えます!

税理士試験の概要

受験資格

  1. 学識
  2. 資格
  3. 職歴

の3つの受験資格が用意されており、いずれか満たせば受験できます。詳しくは国税庁HPで。

学識については、大学時代に経済学や会計や金融といった科目を1つでも履修していればOKです。理数系の学部でも一般科目として履修していればOK。これは多くの人が当てはまりやすい基準ではないでしょうか。

資格については、日商簿記検定1級合格者、または全経簿記検定上級合格者ということですが、この資格自体が結構難しいとされています。

職歴については、

法人又は事業行う個人の会計に関する事務に2年以上従事した者

銀行、信託会社、保険会社等において、資金の貸付け・運用に関する事務に2年以上従事した者

税理士・弁護士・公認会計士等の業務の補助事務に2年以上従事した者

のいずれかに当てはまれば受験できます。

私は学識基準の履修科目でおそらく受験資格を満たすものと思います。

試験科目

会計学に属する科目(簿記論及び財務諸表論)の2科目と税法に属する科目(所得税法法人税法相続税法消費税法又は酒税法国税徴収法住民税又は事業税固定資産税)のうち受験者の選択する3科目(所得税法又は法人税法のいずれか1科目は必ず選択しなければなりません。)について行われます。
なお、税理士試験は科目合格制をとっており、受験者は一度に5科目を受験する必要はなく、1科目ずつ受験してもよいことになっています。

合計5科目に合格すればOKです。毎年1科目ずつ受験することも可能であることから、1発試験合格が求められる公認会計士を短距離走とするなら税理士試験はマラソンに例えられます。

合格ライン

合格基準点は各科目とも満点の60パ-セントです。

とありますが、これを鵜呑みにしてはいけません。

受験者数、合格率は以下の通り。キャリアガーデンよりお借りしました。

そう、科目による合格率に多少の差はあれど合格率は毎年ほぼ一定に保たれています。

試験問題の難易度は年によってばらつくにも関わらず、合格率はほぼ一定。合格点は60%で一定。この不可思議な現象は傾斜配点という仕組みでなされています。

つまり、その年の合格率を例年の合格率から大きくブレないようにコントロールする、そのためにはどの問題が何点かという配点を事後的に割り振ります。

そうなってくると、多くの人が正解している問題の配点を変えて合格率をコントロールするため、みんなが解ける問題を落とさないということがとても重要になってくるそうです。

正直、このロジックがあまり腑に落ちていないのですが、そのように言われているからにはそうなんでしょう。

日程

毎年8月上旬の3日間に行われます。今年は以下の通り。

項目 日程
試験実施官報公告 令和3年4月2日
受験申込受付開始 令和3年5月6日
受験申込受付締切 令和3年5月18日
試験実施 令和3年8月17日~令和3年8月19日
合格発表 令和3年12月17日

まずは簿記論と財務諸表論

以上の通り、税理士試験はかなり重めの試験です。重要な国家資格ですから当たり前ですね。

ネットで調べてみると、最短でも3年くらいかけて5科目合格しているイメージです。最初の年に2科目、次に2科目、3年目で最後の1科目ですね。

ただし、それは全ての科目に1発で合格した場合であって、途中で不合格があるとどんどん後ろズレして資格取得までの時間が何年も延びていきます。社会人の受験生が多いですから勉強時間をどれだけ捻出できるかが大きく影響してそうです。

そんなチャレンジングな税理士試験ですが、今年は簿記論と財務諸表論の2つを受験しようと思います。

今からの試験勉強スタートだと一般的に必要と言われている勉強時間には遠く及ばないのですが、今の仕事が金融ということと勉強すること自体には抵抗はないタイプなので十分に射程圏と考えます。

どんなテキストでどう勉強していくかはまた今度報告します。

それではまた。