【DCプランナー1級】自己採点の結果は、、やはり難しかった😣
こんにちは。YUMAです。
先日、DCプランナー1級試験を受けてきました。
この試験は問題冊子を持ち帰れるうえに解答速報が当日の17:30頃にきんざいのウェブサイトにアップされるので、試験当日中に自己採点ができます。しかも、問題の難易度に関係なく70%が合格点と決まってますから、合否結果まで当日中にほぼ分かるのです。
自己採点の結果
午前は4択問題、午後は記述も含まれます。
各100点満点で合計200点満点。70%である140点が合格点です。
分野A「わが国の年金制度・退職給付制度」、分野B「確定拠出年金制度」、分野C「投資に関する知識」、分野D「ライフプランニングとリタイアメントプランニング」の4つに分けられています。
午前(基礎編)
午前は全て4択問題です。試験時間は180分です。
以下、正答数(カッコ内は得点率)です。
分野A:8/17(47%)
分野B:10/14(71%)
分野C:12/14(86%)
分野D:4/5(80%)
合計:34/50(68%)
午前の基礎編は得点率は68%、100点満点なので68点です。
やはり1級は難しかったです。2級とはけっこう難易度に差があるかも。
こうしてみると、分野Aの得点率が圧倒的に低く、問題数も多いので足を引っ張っていますね。
午後(応用編)
午後は記述式がメイン。試験時間は120分です。
大問が5題あってそれぞれが20点満点です。各大問は3題ほどの小問で構成されています。
計算問題や選択式の問題、端的に記述する問題は正誤がはっきりしているのですが、少し長めの文章を書く問題では部分点がどの程度もらえるのかがはっきり分かりません。
以下は、推定値を含む得点(カッコ内は得点率)です。
第1問(分野A):18/20(90%)
第2問(分野B):8~12/20(40%~60%)
第3問(分野B):16/20(80%)
第4問(分野C):13/20(65%)
第5問(分野D):14/20(70%)
合計:69~73/100(69%~73%)
記述は正直どれくらい得点できているのか分かりません。ちなみに第2問の記述は全く知らない内容でしたが、適当に回答を記述したに過ぎません。ただ、解答を見たらそこまで遠からずという感じだったので部分点が貰えていると思うのですが。
分野Cはポートフォリオのリスクを計算する問題で、過去に証券アナリスト試験やCFA試験で死ぬほど訓練したはずなのですが、、痛恨のミス(´;ω;`)おそらく7点の問題なのでこれが命取りでした。
試験終了直後の手応え
午前と午後を合わせた全体の得点率で言うと137~141/200(68.5%~70.5%)くらいだと推定されます。
合格点が140(70%)ですから難しいと言えるでしょう。ただ、午後の配点や部分点は不確実性があり推定なので、もしかしたら!?という期待も捨て去れない自己採点結果です。
試験を終えて感じたのは、今年度に施行された改正ポイントが意外に出題されるということ。
具体的には、2018年5月に施行されたポイントです。
企業型DCに加入してたのに転職した場合、転職先の企業型DCに自動的に移管されるようになってるんですね。「6ヶ月」放置されていれば。
DCプランナー1級、午前の問題、間違えた😣 pic.twitter.com/fD1j5lEuvD— YUMA (@YUMA39224338) January 27, 2019
企業型DC(確定拠出年金)の加入者が転職したときに、転職先にDC制度があれば移管できるし、なくてもiDeCoに移管できるわけですが、従来は、この手続きをしないで放置すると勝手に現金化されて個人別管理資産は国民年金基金連合会に自動移管されてしまいました。すると、自動移管のときに数千円の手数料がとられ、その後も毎月51円ほどの手数料が徴収され続け、追加で資金拠出もできなければリスク資産で運用することもできないので、口座からただただ手数料が引かれていくのを見ていることしかできませんでした。それこそ遺憾ですよね。で、「そんな馬鹿な話があるか」ということで、2018年5月からは移管手続きをしないで6ヶ月が経過した場合は、転職先のDCかiDeCoに自動移管されることになりました。
ほかにも、過去にブログ記事にした指定運用方法、いわゆるデフォルト商品が選定されるまでのプロセスが出題されました。
DCプランナー1級の午前、ブログ記事にしたのに間違えた😣 pic.twitter.com/KIj75F9KUH
— YUMA (@YUMA39224338) January 27, 2019
あとは、中小企業の従業員にも確定拠出年金をもっと利用してもらおうという背景から施行されたiDeCo+(イデコプラス)も午後の記述式で思いっきり出題されました。
恥ずかしながらこれについては初めて聞くレベルで面食らいました(笑)
イデコプラスはマッチング拠出の逆みたいなイメージで、素晴らしい取り組みだと後から知りましたので、今度しっかり勉強して記事にします。
受験者へのアドバイス
自己採点の結果から合格の見込みも低いのですが、恥を承知のうえで今後の受験者へアドバイスを書いておきます。
まず、過去問だけ勉強していても歯が立たない問題がけっこう多いです。
逆に言うと、改正ポイントがあると高い確率で出題されるということでもあります。一通り、問題集で勉強したあとは直近の改正ポイントを押さえることをオススメします。それも制度概要だけでなく「xxヶ月」「xx円」とかの期間や金額を変えて正誤問題を作ってきますので数字は要チェックです。
それから、午前の4択問題については出題範囲は2級とほぼ同じですが、聞いてくる知識レベルが深いです。結構マニアックなところまで覚えておく必要があります。
あとは計算問題も結構複雑な問題が多くなります。ポートフォリオのリスク計算については、今回は3資産バージョンも計算する必要がありました。試験時間はたっぷりあるので時間が足らなくなるということはないのですが、しっかり見直しをして再計算するくらいしないとミスが多くなり、結果的にそれが命取りになります(私です)。
感想
この1か月、時間を見つけてはDCプランナー1級の勉強に使ってきました。
勉強内容がそのまま実生活の役に立つという試験は本当に勉強のしがいがありますね。試験勉強を通じて相当の知識がつきました。
仕事とは直接関係しない試験ですし、そのため合格しても会社から何の補助もでないのですが、受験してよかったです。オススメです。
資格取得というよりも自己研鑽のためのきっかけとして勉強していたので、来年は再チャレンジはせずDCプランナー試験とはこれでさよならですね。次はFPかな。
それではまた。