【初心者向け】新興国株式の代表的インデックスであるMSCI Emerging Indexとは?

こんにちは。YUMAです。

今回は株式インデックスのうち、MSCI Emerging Index について紹介します。

※過去記事のデータをアップデートしました。

新興国株式市場の動きを捉える最も代表的なインデックスです。

先進国株式市場のインデックスについては以下をご覧ください。

新興国投資のつみたてNISA対象商品

例によって金融庁のHPに掲載されているつみたてNISAの商品ラインナップを見てみましょう。

つみたてNISA対象商品の「対象資産別」のファイルを開いて、左から3列目の「指定指数の名称」が”MSCI Emerging Markets Index”となっているファンドを見てみると以下の10本が該当します(2018/10/31時点)。

先進国株式である”MSCI World Index(MSCIコクサイ・インデックス)”については別の記事をご覧ください。

つみたてNISA対象の新興国株式ファンド一覧↓

たわらノーロード 新興国株式 アセットマネジメントOne㈱
<購入・換金手数料なし>ニッセイ新興国株式インデックスファンド ニッセイアセットマネジメント㈱
野村インデックスファンド・新興国株式 野村アセットマネジメント㈱
三井住友・DC新興国株式インデックスファンド 三井住友アセットマネジメント㈱
i-SMT 新興国株式インデックス(ノーロード) 三井住友トラスト・アセットマネジメント㈱
SMT 新興国株式インデックス・オープン 三井住友トラスト・アセットマネジメント㈱
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス 三菱UFJ国際投信㈱
eMAXIS 新興国株式インデックス 三菱UFJ国際投信㈱
つみたて新興国株式 三菱UFJ国際投信㈱
Smart-i 新興国株式インデックス りそなアセットマネジメント㈱

これら10本のファンドは全て、新興国株式市場の動きを捉える代表的なインデックスである”MSCI Emerging Markets Index”に連動するインデックスファンドです。

それでは、MSCI Emerging Indexの中身を見ていきましょう。

MSCI Emerging Index の構成国

MSCIのウェブページから新興国に分類されている国を見てみます。

銘柄数は2018/12末時点で1,125です。ちょうど2018/6の定期リバランスで中国A株が採用され、それまで800~900で推移してきた銘柄数が一気に増えました。

MSCI Emerging Indexに含まれる国は以下の24ヶ国となります。

MSCI Emerging Index構成国(出所:MSCI, 2018/12時点)

MSCI Emerging Index の構成国ウェイト

続いてMSCI Emerging Indexに占める構成国のウェイトを見てみましょう。

(出所)MSCI, 2018/12末時点

最も大きなウェイトを占めるのは「中国」で、およそ3割となっています。

次に大きいのは韓国(South Korea)で約14%、その次が台湾で約11%です。

中国、韓国、台湾のアジア3ヶ国でインデックスのおよそ6割を占めることになりますね。

MSCI Emerging Index の業種ウェイト

業種ウェイトは以下のようになっています。

最も大きいのがFinancials(金融)で約25%、次に大きいのがInformation Technology(IT)とCommunication Serveicesで約14%ずつです。

(出所)MSCI, 2018/12末時点

MSCI Emerging Index の構成銘柄トップ10

最後に構成銘柄トップ10です。

テンセント、アリババ、バイドゥなどの有名な中国銘柄が入っています。韓国のサムスンも有名ですね。トップ10銘柄だけでインデックスのおよそ1/4を占めています。

(出所)MSCI, 2018/12末時点

まとめ

新興国株式の代表的インデックスであるMSCI Emerging Indexについて紹介しました。

実際には、定期的に構成国の見直しがされることがあり、最近ではパキスタンなどが追加されました。

構成国の変更などがあればあらためてご紹介していきます。

それではまた。