こんにちは。YUMAです。 今年、新築一戸建てに引っ越した我が家ですが、太陽光発電システムの導入を検討しています。 …
太陽光発電システムの設置を検討(後編)
こんにちは。YUMAです。
前編では太陽光発電システムの導入を決めたきっかけや情報収集の経緯、大まかなシミュレーションを紹介しました。
導入すること自体は問題ないと思っているのですが、どの業者にお願いするかというのが非常に難しいところです。
無論、業者の質と設置にかかる費用が重要になってくるわけですが、こちらは素人なので質を見極めるのがかなり難しい。
ということで、今回は業者を決めた経緯と導入したシステムの詳細を紹介します。
パネルも蓄電池もメーカーは長州産業をチョイス
ソーラーパネルのメーカーですが、ほとんどの業者が長州産業、Qセルズ、カナディアンソーラーの3つのうちのどれかを提案してきます。
稀に大手だと、パナソニックなど日系大手のパネルを扱っている業者もありますが、そういうのは高いので検討のテーブルに乗らないです。
で、素人にはどのメーカーが良いのかなぞ全く持って分かりません。ネットで調べた限りでは正直最近はどれも性能に差はあまりないそうです。価格帯は概ね同程度です。
そんな中、長州産業だけはメーカーなのに「施工保証10年」を謳っているのが特徴です。
これはどういうことかというと、業者がパネルを屋根に取り付けるわけですが、もし不備があると将来的に屋根にあけた穴から雨漏りなどが起こりえます。
これは施工会社の施工不備なので施工会社が独自に付けている施工保証XX年のような保障の対象になり、無料の修理対象となります。
長州産業はメーカーであるにもかからず、この施工保証というのを10年付けてくれています。
もし、施工をお願いした業者が10年以内に倒産して、しかも雨漏りが生じた場合、施工会社の保証は使えない(業者が不在)となるわけですが、このようなケースにおいても長州産業というメーカーに連絡すれば保証の対象となるわけです。
有象無象の業者が多く、しかも素人には業者の質の見極めが難しいわけで、この長州産業のメーカー施工保証という安心感は大きいと考えました。これに賭けることにし、メーカーは長州産業に絞りました。
業者によって言うことが違い過ぎる
基本的に様々な業者の提案内容のうち、パネルや蓄電池についてはメーカーが違うことはあっても発電容量のシミュレーションなどは概ね似たようなものが提案されます。
が、肝心な補助金の試算がまるで異なります。
多少の金額が異なるのは仕方ないのですが、そもそも「この補助金が使えます」「使っても自己負担額は減りません」「この補助金の枠がもうなくなっています」とか、もうまるで言うことが違います。
まともな会社でサラリーマンをしていたり、仕事として真摯にお客様の対応をしている立場の人からは到底想像できないカオスな状況だと思います。
数十万円単位の補助金が使えるのか使えないのか?誰を信じればいいのかが分かりませんでした。
これは結局のところ、自分でも素人なりに何とかネットで根気強く調べ続けることと、業者に対して「他社はこの補助金が使えると言っているけど御社ではなぜ使えないのか?」をひたすら聞き続けていくことでしか解決しません。
何社も何社もしつこく質問し続けると徐々に見えてくるものがあります。詳しくは述べませんが、要は補助金を申請したくない業者もいるのです。
そして、最初から本当のことを言っていた業者も徐々に分かってくるので、その一部の信頼できる業者を信頼してそれ以外は切っていくことになります。
発電・蓄電池の容量と補助金
まじめな業界や企業で真摯に働ている人には理解しがたいことなのですが、普通にメールの返信を無視したり、間違えて他人の個人情報や見積書を送ってきたりする業者は結構ありました。
これが補助金ビジネスか!と思ったりします。一部の業者は本当に低能な人の働く巣窟となっています。
で、それはいいとして結局我が家でどれくらいの発電ができるのかということですが、実際に導入を決めたので発電容量やら費用をここに記しておきます。
太陽光パネル(長州産業)
・340kw×16枚=5,440kw
・配電設備、その化粧カバー等
・合計40万円(10万円以下切上げ)
蓄電池(長州産業)
・12.7kwh
・パワコン、その他配電設備等
・合計240万円(10万円以下切上げ)
総合計
その他工事費など=60万円を含めて税込で約340万円ほどです。
補助金
ここから、以下の補助金が適用予定です(10万円以下切り捨て)。
・DR補助金(蓄電池に適用される)=50万円
・東京都太陽光発電補助金=60万円
・東京都蓄電池補助金=180万円
補助金額が合計で約290万円程の予定です。
自己負担額
およそ31万円程度となる見込みです(切上げ、切り捨ての影響で上記合計にはなっていません)。
正直、自己負担が31万円程度であれば3年前後で投資額は回収できるのではないかと考えています。
太陽光システムの寿命を20年と考えても残り17年はひたすら電気代を節約できるかなと。
業者選定にあたり注意すべきこと
最後に改めて注意すべき点を挙げておきます。
もちろん、噓を言う業者も多数あるのでそれらは論外です。
業者の倒産リスク
太陽光の施工会社が倒産した場合、施工保証はなくなります。なので、いかにも倒産しそうな不安定そうな業者は避けるようにしましょう。
DR補助金は業者レベルで申請
蓄電池に対するDR補助金(国からの補助金、説明は省略します)の申請は業者単位です。
業者を決めたけどやっぱり他社のほうが条件が良かったとなってもDR補助金は基本的に1社が申請し、他社から上書きで申請することはできません。
なので業者選定は後戻りはできません。最初によく検討して信頼できる1社を選択するのが良いでしょう。
ハウスメーカーの施工保証
通常、新築であればハウスメーカーが建物に関しては10年間は保証しますみたいなのを付けています。
(業者選びとは関係ないですが)屋根にパネルを載せるということは自己責任なので、ハウスメーカーの保証が効かなくなるのが注意点です。
ただし、今回の私のケースでは、これをカバーするために太陽光業者の方で屋根と壁面の損害賠償保険に加入するので一応のところ心配はありません。保証してくれる相手がハウスメーカーから太陽光業者に変わったということです。
万が一、パネルを載せたことで天井が重くなり壁面にヒビが入ったとかその手のものは保証してくれるようです。
感想
非常に多くの点を検討した結果、業者を絞りこみ、導入を決定しました。ただ、不安がないかと言えば完全に拭い去れてはいません。
あまりにも仕組みなどについて知識が乏しいため、ネット検索で得た知識と業者を会話しながら得た情報のみに基づいて判断しています。
ただし、補助金等も含めると合理的に考えればこれは導入しないという選択肢はないようにも思えます。つまり、ほぼ確実にメリットが上回る。
ここまでの自信を持つまでにかなりの勉強(ネット検索と聞き込み)をしました。まあ、今の段階ではよくわからないこともあるけどたぶん大丈夫だろうという感じですかね。
実際に導入されたあとの、発電モニターや補助金の受領等についても後々記事にしていきたいと思います。
それではまた。