丸井グループによるtsumiki証券、ファッションと資産運用をつなぐオマモリのアイデアが面白い!

こんにちは。YUMAです。

少し前のニュースですが丸井グループが積立投資に特化した証券会社、その名も”tsumiki証券”の設立とサービス概要を発表しました。

口座開設した人に可愛い「オマモリ」を配るという粋なサービスが発表されています。

このサービスが個人的に面白いと感じてます。

tsumiki証券のサービス概要

まずは、ニュースから簡単にサービス概要をまとめます。

  • 積立投資専門の証券会社
  • 丸井グループの発行する「エポスカード」の1回払いで購入
  • 月5万円を上限に積立投資が可能
  • エポスポイントも付与される
  • 店舗のサポート体制もあり
  • 商品ラインナップは以下の4本のみ
  • コモンズ投信の「コモンズ30」、セゾン投信の「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」「セゾン資産形成の達人ファンド」、レオス・キャピタルワークスの「ひふみプラス」

特徴的ですね。

さすが小売りから伝統的な金融セクターへ攻めこむだけのことはあります。

丸井グループの狙い

エポスカード利用者の半数以上が20~30代、7割が女性だそうです。

このような投資未経験の若年層を呼び込むため、丸井グループの持つブランド力を最大限にアピールする戦略を重要視しているようです。

「オシャレに資産運用を!」という感じでしょうか。

 

人気の独立系(直販)運用会社のファンド4本を厳選していますが、必ずしも低コスト商品とは言えないラインナップです。ブランド力のある直販系のファンドで揃えたということでしょう。

直販系運用会社はセミナーなども積極的に開催しているために、若年層へのアピールに繋がりやすいということもあるでしょう。

積立投資ビジネスだけでは儲からない?

最近のインデックスファンドのコスト競争は日本特有の異常事態となっています。

今の時代、積立投資だけではビジネスにはなり得ません。

現在、どの金融機関も赤字でつみたてNISA対応をしています。金融庁に言われてポーズだけとってる金融機関が半分以上です。

積立投資ビジネスで儲けるためには、最初に圧倒的なシェアを握ることが大事で、どの証券会社もそれを狙っています。

10年赤字を垂れ流しても、将来圧倒的なシェアをとって10~20年後に黒字転換すれば、そこから先の積立投資ビジネスは利益は薄くともかなり安定的なビジネスとなるからです。

投資家だけでなく金融機関もコツコツ積み重ねる必要がある、それが積立ビジネスなのです。

tsumiki証券は、コスト感応度の高く金融リテラシーの高い個人というより、マルイ(エポスカード)の利用客で投資未経験層をターゲットにしてますから、最安ファンドを揃えているわけではありません。

そうはいっても積立投資だけではビジネスになり得ないという点は他の販売会社と同じです。

丸井グループは積立投資だけでなくショッピングやキャッシングなど、エポスカードとのビジネスシナジーを狙っています。ここでの集客につながれば積立投資自体は赤字でも意味があると考えているのでしょう。この点は、ほかの証券会社と違う戦略で、差別化ポイントになるでしょう。

オマモリ配布が面白い

口座開設した人にオマモリを配るというサービスも予定されています。そのオマモリにはQRコードがあって口座情報にアクセスできるんだとか。

まあ、ぶっちゃけ無理やりファッション的なもの、見えるもの、物欲への接点を計った感じはあります。けど、デザインは可愛くていい感じですよね。

現代の投資行動は全て電子化されており、自分が投資家であるということを外部の人に認識される機会はありません。むしろ、自分でも自身が投資家だということを忘れてしまうほどです。

投資家である証として、ファッション的なものを配るのは大変面白い施策だと思います。昔の赤い羽根募金に近いものがあると思いました。

投資家であることを周りにアピールしよう!

オマモリであるべきかどうかは置いといて、周りの人に「あ!あの人は投資家なんだ」と認識されるのは良いことだと思います。

日本人はお金の話をするのを嫌うと言われていますが、投資家である証を身に着ける程度なら嫌味でもなんでもなく十分に流行る可能性はあります。

そうすれば、投資未経験層に資産運用を始めてもらえるきっかけにもなります。

資産運用とファッション(=身に着けるもの)を組み合わせていく施策は今後のポテンシャルを秘めている気がしてきます。このメリットを戦略として如何に上手に打ち出していけるかが丸井グループが成功するためのポイントであると思います。

今後に期待ですね。

それではまた。