【初心者向け】先進国株式インデックスファンドなのにMSCIコクサイ!?なぜわざわざ日本を除くの?

こんにちは。YUMAです。

今回は、つみたてNISA対象商品にも多く採用されているインデックスであるMSCIコクサイ指数について見ていきましょう。

※過去記事をアップデートしました。

MSCI World Indexをご存じない方は、先に以下の記事をご覧ください。

【初心者向け】つみたてNISA対象の外国株式インデックスファンドは何に連動する?MSCI World Indexとはなんぞや!?

外国株式と先進国株式は同じ意味?

例によって金融庁のつみたてNISA対象商品を見てみましょう。
「対象資産別」の「海外型」の連動指数が「MSCI World Index(MSCIコクサイ・インデックス)」となっている15本の商品を見てみると、どれもファンド名称に「外国株式」か「先進国株式」が含まれています。

たわらノーロード 先進国株式 アセットマネジメントOne㈱
たわらノーロード 先進国株式<為替ヘッジあり> アセットマネジメントOne㈱
iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジあり) 大和証券投資信託委託㈱
iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし) 大和証券投資信託委託㈱
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド ニッセイアセットマネジメント㈱
野村インデックスファンド・外国株式 野村アセットマネジメント㈱
野村インデックスファンド・外国株式・為替ヘッジ型 野村アセットマネジメント㈱
外国株式指数ファンド 三井住友アセットマネジメント㈱
i-SMT グローバル株式インデックス(ノーロード) 三井住友トラスト・アセットマネジメント㈱
SMT グローバル株式インデックス・オープン 三井住友トラスト・アセットマネジメント㈱
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 三菱UFJ国際投信㈱
eMAXIS 先進国株式インデックス 三菱UFJ国際投信㈱
つみたて先進国株式 三菱UFJ国際投信㈱
つみたて先進国株式(為替ヘッジあり) 三菱UFJ国際投信㈱
Smart-i 先進国株式インデックス りそなアセットマネジメント㈱

実は、この15本はすべてMSCIコクサイ・インデックスに連動するファンドです。

ファンド名称に「外国株式」や「先進国株式」といったワードが入っていても、以下で説明するようにどのファンドも投資対象は日本を除く先進国なのです。

MSCIコクサイの中身を見てみよう

MSCIコクサイ・インデックスは、先進国から日本を除いた国々で構成される株式指数です。

MSCIコクサイのFactsheetから詳細を見てみましょう。

まず、構成銘柄数は1,321です。

MSCIコクサイの構成国リスト

MSCIコクサイはMSCI World Index(先進国)から日本を除いた株式指数です。

過去の記事で紹介したように、MSCI World Index が23ヶ国から構成されていたので、コクサイ指数の投資国はそこから日本を除く22ヶ国となります。

MSCIコクサイの構成国ウェイト

MSCIコクサイの構成国ウェイト(出所:MSCI、2018/6時点)

こちらもMSCI World Index から日本を除くだけなので大まかな傾向は似ていますが、アメリカのウェイトが66%となっています。

日本が除かれているので、MSCI Worldよりさらにアメリカの比率が増えていますね。

MSCIコクサイの業種ウェイト

業種ウェイトは以下の通りとなっています。

わりとバランスが取れていますが、最も大きいのはInformation Technology(情報技術)で19%です。ここはFAANGの影響が大きいですね。

MSCIコクサイの業種ウェイト(出所:MSCI、2018/6時点)

MSCIコクサイの銘柄TOP10

MSCIコクサイの構成銘柄TOP10(出所:MSCI、2018/6時点)

構成銘柄TOP10の銘柄も、MSCI World Indexと基本的に同じで、アメリカのグロース銘柄が多く含まれています。

なぜ日本を除くのか?

なぜ、ファンド名称が先進国株式となっていてもわざわざ日本を除くのでしょうか?
(日本も先進国ですよね??)

慣習と言えばそれまでですが、日本人にとって日本株と外国株を分けて管理したいという気持ちがあるからです。

本来、どこの国籍であろうが、どの国に住んでいようが、国際市場に分散されたポートフォリオに投資することが理論的には正しいのですが、やはり自分の国には少し多く投資したいと考える人が多いことが知られています。

この現象は、日本人に限らず世界的に見られます。
どの国の投資家も平均的には自国の投資ウェイトを高めにする傾向があるのです。

これはホームカントリー・バイアスと呼ばれています。

理由は様々でしょうが、自国の企業を応援したいという気持ちもあるでしょうし、海外よりも自国についての方が情報を得やすいということも関係しているのかもしれません。

まとめ

ファンド名称に外国株や先進国株というワードが入っていても、多くはMSCIコクサイ・インデックス(先進国除く日本)に連動する商品です。

国内と国外を分けて考えたいという慣習ですが、通常、日本人はサラリーマンであれば給料・ボーナスはある程度日本の景気に連動しやすいですし、日常生活もまた日本の景気に多少は影響を受けるのではないでしょうか?

そのようなことを考えると、日本で暮らしているからこそ海外への国際分散投資が必要なのではないでしょうか。

それではまた。